9月8日、
佐賀競馬場で九州産馬限定の重賞・
霧島賞(1400m)が行われる。
JRAから6頭、
地方競馬は大井と兵庫から各1頭の遠征馬を迎え、11頭立てとなった。
中心は昨年2着の
ダンツブライト(
JRA)。昨年は逃げて3コーナーで勝ち馬に並びかけられながらもしっかり粘って2着を確保した。その後、1戦を挟んだのち11カ月半の休養に入ったが、8月2日に復帰。プラス18kgで後方からのレースとなったが、ひと叩きされた上積みは大きいはず。今年こその勝利を目指す。
相手候補筆頭は
霧島賞3勝を挙げる
キヨマサ(兵庫)。
JRA馬の出走条件は2勝クラスの馬のため、基本的に
霧島賞を勝つと翌年は出走することができない。しかし、
キヨマサは2016年に初制覇を果たしたのち、地方・兵庫に転出。地方馬は基本的にオープン馬が出走できるため、17年以降も出走可能となった。そして17年1着、18年2着、19年1着。18年は心房細動明けのレースとなり敗れたものの、それでも底力で2着。今年もここを目標に大山ヒルズから8月半ばに帰厩し、調整が進められている。過去3勝を挙げているため、今年は59kgの出走となる点が唯一の不安点だが、上位争いには加わるだろう。
カシノランペイジ(
JRA)は昨年の4着馬。終始、外々を回らされながらもラストはしっかり追い上げて4着に食い込んだ。その後はふたたび障害レースに活躍の場を移し、昨年8月に障害初勝利。実戦は昨年9月以来となる点が気になるが、佐賀で生まれ育った
鮫島克駿騎手がどんなレース運びをするかにも注目。
また、
トライアルの大隅特別を勝った
テイエムノサッタ(
JRA)も侮れない。
九州産馬限定重賞・
霧島賞は9月8日佐賀7R、16時50分発走予定。当日はヤングジョッキーズシリーズも行われるため、それらと併せて楽しみたい。
(文:大恵陽子)