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神戸新聞杯・G2」(27日、中京)
無敗のクラシック2冠馬が、さらなる進化を示した。
コントレイルは16日、朝一番の栗東CWに登場。福永を背に長めからじっくりと負荷をかけられた。
スパーリングパートナーに選ばれたのは
ステイフーリッシュ(5歳オープン)と
タケルラスティ(3歳1勝クラス)だ。前半は僚馬を3馬身以上前に置く形で進めると、直線では2頭の真ん中に。軽く促されただけでグングン加速し、圧巻の走りで前者に3馬身、後者に2馬身半先着した。
タイムは6F81秒2-38秒8-12秒4。感触を確かめた主戦は「いい動き。トモが春と全然違う。力強くなっていた。抜け出してからソラを使っていたけど、それ以外は言うことない」と大絶賛。「いい夏を過ごせた証拠。馬が完成に近づいている」。充実の夏休みを挟み、心身ともに
パワーアップ。確かな成長を感じ取った。
担当する金羅助手の表情も明るい。「今のCコースは時計がかかるので、それを思えば十分。太め感はないし動けそう」と内容に合格点。「少し
テンションが上がっていたし、競馬に向けていい意味でピリッとしてきた」とスイッチはオンに切り替わった様子だ。
父ディープインパクト以来となる無敗三冠達成へ-。始動戦まであと10日。着々と臨戦態勢は整いつつある。
提供:デイリースポーツ