9月19日、
オーストラリアのコーフィールド競馬場でG1サー・ルパートク
ラークS(芝・1400m)が、ランドウィック競馬場でG1ジョージメインS(芝・1600m)が、それぞれ行われた。
60kgのトップハンデを背負わされながらもサー・ルパートク
ラークSの一番人気に支持されたのは、前走のメムジーSで初めてのG1を制覇したベヒーモス。
道中は中団で折り合い、直線では進路がなくなり万事休すかと思われたが、鞍上のC・ウィ
リアムズに導かれて進路を見つけると素晴らしい瞬発力を見せて一気に突き抜けた。
同レース6度目の勝利となったC・ウィ
リアムズ騎手は「この素晴らしい馬が成熟するまで我慢強く育てた関係者の皆様には頭が下がります。このレースは父が騎手としても調教師としても勝ったレースで、私も6度目。私たちの家族にとって素晴らしいレースです」とコメント。
2着にはダラーフォーダラー、3着にはプリティブレイズンが入った。
出走馬中唯一の3歳馬ながら、果敢に同レースに挑んだ
ロードカナロア産駒タガロアはスタートから終始外を回される厳しい展開の中で勝ち馬から1.8馬身差の6着と粘り、能力の高さを見せた。
シドニーのジョージメインSを制覇したのは、昨年の超高額賞金レース・
ゴールデンイーグルの覇者でもあるコルディング。
二番手追走から、直線で逃げる
ドリームフォースに並びかけるとそのまま先頭に立ち押し切った。
2着にはスターオブザシーズ、3着には
イメージング、4着に
ベリーエレガントと、同レースに4頭の出走馬を送り込んだC・ウォラー厩舎が1着から4着まで独占をする結果となった。
(取材:川上鉱介)