現地時間20日、イ
タリア・ミラノの
サンシーロ競馬場で行われたフェデリコ・テシオ賞(3歳上・G2・芝2000m・8頭)は、好スタートから終始先手を取ったM.アビク騎手騎乗の2番人気ステックス(牝4、独・R.ズバス厩舎)が勝利した。勝ちタイムは2分0秒00(レコード)。内の3番手から直線伸びた1番人気
ロイヤルジュリアス(牡7、仏・J.レイニー厩舎)が1馬身1/2差の2着。さらに3馬身3/4差の3着に6番人気ブールヴァール(牡5、仏・C.ロッシ厩舎)が入った。
ステックスはアイルランド産馬で、父が
ミルリーフ系のロードオブ
イングランド、母Sun
Society、
その父Law Societyという血統。デビュー時から地元ドイツでリステッドや重賞に出走し、未勝利ながら入着を果たしていたが、今年5月の競馬再開以降は伊G3一つを含む3勝を挙げていた。ここを勝って3連勝としている。
M.ミシェル騎手が騎乗した5番人気ヴァルデルベ(牡4、独・R.ローネ厩舎)は、スタートで後手を踏んで後方2番手を追走し、直線は伸びを欠いて5着だった。
【ミシェル騎手】
「相手がこれまでとは違って強かったです。ちょっと使い詰めもあったかもしれません。
イ
タリアはずっと好天が続いていたらしく、馬場が乾いていて速くなっていました。前が止まらないレコード決着で、彼には不運でした。でも、行きたがるところが改善したり、収穫もありました。
またミラノ(
サンシーロ競馬場)で、5週間後に行われるジョッキークラブ大賞G2に挑むことになりました。2400mこそ、彼の舞台です。もっと強い彼を見て頂けると思います」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)