「
オールカマー・G2」(27日、中山)
菊花賞、
天皇賞・春連覇とG1・3勝を誇る
フィエールマンが、最大目標の
ジャパンC(11月29日・東京)へ向けて秋初戦を迎える。名ステイヤーの印象が強いが、手塚師の見立ては違う。「これくらいの距離の方が本質的には合う。
ジャパンCが一番合うと思うよ。楽しみ」と話した。
天皇賞・春後は放牧でリフレッシュして4日に帰厩した。「今回は調子がいいよ。天皇賞の後は休ませて、立ち上げ段階から乗れている。去年の
札幌記念(3着)よりもいい感じだね」と好感触を口にした。
17日の美浦Wでの1週前追いでは直線で伸びを欠いた
ライル(4歳1勝クラス)を楽々とかわすと、
ココロノトウダイ(3歳3勝クラス)に馬なりのまま楽々と併入。5F66秒5-38秒2-11秒7をマークした。「少し体が減っているけど、いつも通りの体つき。今年の
天皇賞・春の時は少し余裕があった。今は普通キャンターで引っ掛からないし、精神状態がすごくいいんだろう。ヒョウみたいな感じで走っているよ」と胸を張る。
今回と同じ舞台だった19年のAJCCでは頭差2着に惜敗。「コースもト
リッキーだから簡単ではない」と話すが、「熱発など、いろいろとあったからね」と当時を振り返る。今回は順調そのもの。新たなG1獲りへ、好スタートを切る。
提供:デイリースポーツ