「
スプリンターズS・G1」(4日、中山)
後方2番手から追走した1番人気の
グランアレグリアが、ゴール前で豪快に突き抜けて快勝。6月の
安田記念に続きG1を連勝。昨年の
桜花賞と合わせてG1・3勝目を挙げた。騎乗したルメールは、前日の
シリウスS(
カフェファラオ)に続く重賞勝ちで、JRA重賞100勝を達成。また、
ディープインパクト産駒として初のス
プリントG1勝ちも決めた。
レースは予想通り2番人気の
モズスーパーフレアが好スタートを決めてハナに立ったが、
ビアンフェもダッシュよく飛び出し、2頭並走でハイペースの展開に。直線に入ると先行勢は失速気味となり、3番人気
ダノンスマッシュが馬場の中央を抜けてきたが、外に持ち出した
グランアレグリアの勢いが桁違い。猛烈な加速で並ぶ間もなく抜き去り2馬身差をつけてフィニッシュ。ゴール前に勝利を確信したルメールが、右手で
ガッツポーズをするほどだった。
藤沢和師とがっちり握手をかわしたルメールは「スタートがゆっくりで、後ろのポジションになって心配した。でも、ペースが結構速くて前の馬が止まったけど、
グランアレグリアはゴールまですごくいい脚を使ってくれた。(この秋の)最初のG1を勝てて、とてもうれしいです」と笑顔で話した。
2着は、またしても悲願に届かなかった
ダノンスマッシュ。最後方から追い上げた10番人気
アウィルアウェイが3着に入った。
提供:デイリースポーツ