「
菊花賞・G1」(25日、京都)
史上3頭目となる無敗三冠達成を目指し、
コントレイルが動き出した。降りしきる雨に動じることなく、活気も十分だ。8日、栗東坂路を単走して4F57秒7-42秒0-14秒2。落ち着いた雰囲気を保ったまま、
神戸新聞杯V後の初時計を刻んだ。
騎乗した金羅助手は「競馬後の1本目としてはまあまあでしたね。こんな馬場でも
バランスを崩さず、スイスイ走っていました。今までで一番ダメージが少なかったですね。回復も早かったです」と表情は明るい。当初は週末から“始動”するプランもあったが、「カイ食いも思ったより悪くなっていないですし、それもあってですね」と、レース後の経過は順調そのものだ。
前走後は、初めて短期放牧を挟まずに在厩調整を続けているが、「馬の
テンションもさほど上がっていないですよ」と精神面の不安もない。11日にも時計を出し、来週の1週前追い切りには主戦の福永が騎乗予定。偉業達成に向け、一歩ずつ確実に前へ進んでいく。
提供:デイリースポーツ