第2回模擬レースが8日、千葉県白井市のJRA競馬学校で行われ、来場した
矢作芳人調教師(59)=栗東=が、厩舎で実習していたまな弟子の
古川奈穂さん(20)に熱視線を送った。
古川さんは1R4着、2R9着に終わったものの、矢作師は「随分上達しましたね。未経験でこの世界に入って大変だっただろうけど、頑張っていますよ」とうなずく。厩舎ではG1馬
モズアスコットなどの調教にまたがり、経験を積んだという。「うちの
パワーのある馬の調教に乗っていますからね。それが財産になっている」と説明した。
順調ならデビューは21年の3月。古川さんは「出たなりのレースができたと思います」と回顧し、「藤田(菜七子)騎手は馬を
リラックスさせて余裕のある騎乗をされていたので、自分も見習いたいです」と先輩女性騎手の技術に触れ、意気込みを新たにした様子だ。
師は「一流になってもらいたいし、菜七子を超えるようなジョッキーになってもらいたい」とエール。一歩ずつ、着実に階段を上がる姿に目を細めていた。
提供:デイリースポーツ