「
秋華賞・G1」(18日、京都)
デビュー4年目の20年、キャリアハイとなる71勝(先週終了時点)を挙げ、全国リーディング6位(関東ではトップ)につける絶好調の
横山武史騎手(21)=美浦・鈴木伸=が初のG1勝利を目指す。勝てば
秋華賞としては
武幸四郎・現調教師(00年
ティコティコタック)の21歳11カ月13日を更新する、21歳9カ月27日での最年少Vとなる。
パートナーは
オークス2着の
ウインマリリン。コンビを組んだ3戦で全て勝っており、相性の良さは抜群だ。しかも、4月のフ
ローラSは自身にとってJRA重賞初勝利。だが、
オークスの2週前に騎乗停止処分を受け、代打を務めた父・典弘に手綱を託し、レースは外から見守るしかなかった。
2冠を達成した
デアリングタクトに屈したとはいえ、半馬身差の2着に好走。「外枠(8枠16番)から見事なエスコートで、完璧な競馬をしたと思っています」と、父のレース運びを冷静に分析する。乗れなかった悔しさを晴らすのが今回だ。
勝負の秋。3週連続で美浦Wでの追い切りに騎乗し、「春から一段と
パワーアップしている」と好感触をつかんでいる。初めての京都にも「
マリリンは乗りやすい馬。東京でも中山でも勝っているように、コース形態に全然不安はない」と絶大な信頼を寄せる。
「強い馬はいるが、この馬も引けを取らないと思っています。チャンスを生かしたい」ときっぱり。東の若武者が強い決意で淀の決戦に挑む。
提供:デイリースポーツ