「
埼玉新聞栄冠賞・S3」(21日、浦和)
開催3日目の11Rで行われ、1番人気の
タービランスが1年8カ月ぶりに重賞を制覇し、5個目のタイトルを奪取となった。最後の直線は、いったん先頭に立った4番人気の
リッカルドと、逃げ粘った2番人気の
ファルコンウィングの間を割って抜け出した。なお、優勝馬は「第41回
浦和記念・Jpn2」(11月25日、浦和)の優先出走権を獲得した。
休み明けも何のその。1番人気に支持された
タービランスが力強い末脚を繰り出して、昨年2月の
報知グランプリカップ以来の重賞制覇を果たした。
道中は好位をスムーズに追走する。2周目の向正面でペースが上がったが、それにもしっかりと対応。直線では内
ファルコンウィング、外
リッカルドの間を割ってグイッと抜け出した。
手綱を取った
笹川翼は「休み明けでしたが、最高の状態に仕上がっていると、返し馬で感じました。レース展開もうまくいきました。結果を出せてすごくうれしいです」と勝利の味をかみしめた。
重賞戦線で安定した走りを披露している実力馬。「いつも善戦して、頑張ってくれる。本当にいい勝負根性を見せてくれた。エライ馬だと思います」と水野貴師。地元・浦和での重賞初Vとなり、喜びもひとしおの様子だった。
リッカルド(2着)「最後は勝ち馬にこじ開けられたが、いい走りだった。この馬の状態を維持してくれているスタッフに感謝です」(矢野貴)
ファルコンウィング(3着)「重賞で58キロを背負って、よく頑張っている。まだ伸びしろはあると思う」(左海誠)
ホーリーブレイズ(4着)「1、2コーナーでもう少し強引に行けば良かったかも。乗りやすい馬で、今後もチャンスはあるはず」(繁田健)
ロードアルペジオ(5着)「浦和は向いている感じはしなかったが、しまいの脚は良かった。距離は長い方がいい」(山崎誠)
提供:デイリースポーツ