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【地方競馬】タービランスが埼玉新聞栄冠賞V 1年8カ月ぶりの重賞制覇

デイリースポーツ
  • 2020年10月21日(水) 19時09分
 「埼玉新聞栄冠賞・S3」(21日、浦和)

 開催3日目の11Rで行われ、1番人気のタービランスが1年8カ月ぶりに重賞を制覇し、5個目のタイトルを奪取となった。最後の直線は、いったん先頭に立った4番人気のリッカルドと、逃げ粘った2番人気のファルコンウィングの間を割って抜け出した。なお、優勝馬は「第41回浦和記念・Jpn2」(11月25日、浦和)の優先出走権を獲得した。

 休み明けも何のその。1番人気に支持されたタービランスが力強い末脚を繰り出して、昨年2月の報知グランプリカップ以来の重賞制覇を果たした。

 道中は好位をスムーズに追走する。2周目の向正面でペースが上がったが、それにもしっかりと対応。直線では内ファルコンウィング、外リッカルドの間を割ってグイッと抜け出した。

 手綱を取った笹川翼は「休み明けでしたが、最高の状態に仕上がっていると、返し馬で感じました。レース展開もうまくいきました。結果を出せてすごくうれしいです」と勝利の味をかみしめた。

 重賞戦線で安定した走りを披露している実力馬。「いつも善戦して、頑張ってくれる。本当にいい勝負根性を見せてくれた。エライ馬だと思います」と水野貴師。地元・浦和での重賞初Vとなり、喜びもひとしおの様子だった。



 リッカルド(2着)「最後は勝ち馬にこじ開けられたが、いい走りだった。この馬の状態を維持してくれているスタッフに感謝です」(矢野貴)

 ファルコンウィング(3着)「重賞で58キロを背負って、よく頑張っている。まだ伸びしろはあると思う」(左海誠)

 ホーリーブレイズ(4着)「1、2コーナーでもう少し強引に行けば良かったかも。乗りやすい馬で、今後もチャンスはあるはず」(繁田健)

 ロードアルペジオ(5着)「浦和は向いている感じはしなかったが、しまいの脚は良かった。距離は長い方がいい」(山崎誠)

提供:デイリースポーツ

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