25日、京都競馬場で行われた
菊花賞(3歳・牡牝・GI・芝3000m)は、中団でレースを進めた
福永祐一騎手騎乗の1番人気
コントレイル(牡3、栗東・
矢作芳人厩舎)が、直線で先頭に立って、外から並んできた4番人気
アリストテレス(牡3、栗東・
音無秀孝厩舎)をクビ差退けて優勝した。勝ちタイムは3分5秒5(良)。
さらに3.1/2馬身差の3着に5番人気
サトノフラッグ(牡3、美浦・
国枝栄厩舎)が入った。なお、2番人気
ヴェルトライゼンデ(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)は7着、3番人気
バビット(牡3、栗東・
浜田多実雄厩舎)は10着に終わった。
勝った
コントレイルは、
父ディープインパクト、
母ロードクロサイト、
その父Unbridled's
Songという血統。ファンからの圧倒的支持に応え、見事デビューから7戦全勝でクラシック3冠を達成した。無敗の3冠制覇は
シンボリルドルフ、
ディープインパクトについで史上3頭目。
父ディープインパクトとの父子3冠は史上初の快挙。また、先週の
デアリングタクトに続いて同一年に牡馬と牝馬の3冠馬が誕生することとなったが、これも
JRA史上初の出来事となった。
【
福永祐一騎手のコメント】
思っていた以上に接戦になって、相手の脚色も良かったのでなんとか凌いでくれという気持ちで追っていましたが、本当に馬が良く応えてくれて最後まで抜かせなかったです。改めて凄い馬だなと思います。
ある程度いいスタートを切ってくれましたが、折り合い面でいうと上手く
リラックスさせることはずっとできませんでした。ずっと2着馬が斜め後ろにいてプレッシャーをかけていたこともあってエキサイトしていましたが、なんとか我慢してくれたと思います。3000mは彼にとっては長い距離でしたし、ベストパフォーマンスを発揮できたわけではありませんが、それでも勝ちきってくれたということが素晴らしいことだと思います。
ディープインパクトが達成して以来の無敗3冠を、その息子が達成したというのは世界的にも大変な偉業で、その鞍上に自分がいられたということを誇りに思います。これからは古馬相手の戦いになりますが、日本で一番強い馬という称号を勝ち得るために、ともに頑張っていきたいと思います。
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菊花賞ダイジェスト>
※
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