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【船橋・平和賞】出世レース制したマカベウスに本田正重騎手「クラシック向きだと思います」

  • 2020年10月29日(木) 12時05分
 28日、船橋競馬場で行われた第66回平和賞(2歳・重賞・ダ1600m・1着賞金1300万円)は、好位集団の後ろで脚を溜めていった本田正重騎手騎乗の1番人気マカベウス(牡2、船橋・米谷康秀厩舎)が、3〜4コーナーで徐々に追い上げて直線で外に出され、逃げ粘る2番人気ジョーロノ(牡2、浦和・小久保智厩舎)を差し切って、最後はこれに1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分42秒8(稍重)。

本田正重騎手
「新馬以来の騎乗ですが、ちょっと元気が良くなりましたね。

 先生の指示は、前と離れすぎないようにということだったんですが、思ったよりペースが流れなかったです。当初、外を回っても勝てるかなと思っていて、外に出そうと思っていたんですが、出すところもなくて腹をくくって内を突いて、結果いい競馬ができました。手応えはずっと良かったので、(進路が)空けば勝てるなと思ってました。

 (米谷先生のために)今日は絶対に勝たないといけないなと思っていましたので、とても嬉しいです。距離が延びても良いと思いますし、クラシック向きだと思います」

米谷康秀調教師】
「重賞制覇は、月並みな言い方ですが、ホッとしています。

 本田騎手には、中団くらいにはつけて欲しいと言っていたので、安心して見られる位置だったと思います。新馬からの3戦で、終いは確実に伸びてくる馬だとわかっていたので、4コーナーまでには射程圏に入れてほしいと言っていて、今日はその競馬ができていたので、直線を向いたときには勝てると思いました。カッコいい跳びをする馬なので、見ていて楽しくなりますね。

 調教は前走から緩めることもなく、最終追いもハードにこなしてのプラス(14kg)でした。見た感じも、馬体にボリュームが出てきているので、重め感は全くなくて不安はなかったです。

 馬の状態を見てですが、次走はハイセイコー記念を予定しています。その後は未定です。

 今年の5月に師匠(佐藤賢二調教師)が亡くなったのでその引き継ぎの馬も何頭もいるんですが、自分のところでデビューした馬で、船橋で伝統のある平和賞で初重賞を勝てたことが正直嬉しいです。

 この馬は来年クラシックを賑わしてくれる馬だと思っていますので、今後とも皆さまに応援して頂ければと思います」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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