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京都JS・JG3」(14日、阪神)
障害界の絶対王者がいよいよ始動する。障害重賞13連勝中の
オジュウチョウサン(牡9歳、美浦・和田郎)が、
京都JSで復帰戦を迎える。
美浦Wでの最終リハは石神を背に11日、単走で5F67秒3-39秒5-13秒4をマーク。和田郎師は「やり過ぎないように馬場の内めを回りましたが、感じは良かったですよ。
中山大障害(12月26日・中山)を控えているとはいえ、甘い仕上げでいくわけにはいきませんから」と、7カ月ぶりの実戦でも万全の状態をアピール。「年齢を重ねての変化は、あるにはあります。ただ、気持ちの強さや身体能力の高さは全く変わっていません」と胸を張った。
主戦の自信も揺るがない。「動きは抜群でした。100%の状態」ときっぱり。この春の2戦は無観客競馬だっただけに、「お客さんの前で競馬ができるのはうれしいです。オジュウの勝つ姿を見てもらいたい」と言い切った。8つ目のJ・G1タイトルが懸かる暮れの大一番へ、前哨戦から目が離せない。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ