23日に東京競馬場で行われる東京スポーツ杯2歳S(2歳・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる10回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で2回の
フジキセキ、
キングカメハメハ、
ハーツクライが続く。
ジャスタウェイ産駒は「0-0-0-2」。18年に2人気の支持を受けた
ヴェロックスは馬券にこそ絡めなかったが、勝ち馬からハナ、アタマ、ハナ差4着の惜敗だった。今年は上位人気を担う
ダノンザキッドが出走を予定しているため、改めて種牡馬としての真価を問われるだろう(同産駒のコース成績は「4-5-2-36」勝率8.5%・複勝率23.4%)。
初出走となる
ドゥラメンテ産駒は
ジュンブルースカイ、
タイトルホルダー、
ドゥラヴェルデ、
レインフロムヘヴンの4頭が出走予定。父は東京芝1800mで「2-2-0-0」という戦歴を残し、15年
共同通信杯では2着の実績を持つ。産駒は同コースで好走例がないものの、まだまだサンプルも少ないだけに見限りは早計だ(同産駒のコース成績は「0-0-0-6」勝率0.0%・複勝率0.0%)。
キングカメハメハ産駒は「1-0-1-2」。12年
コディーノは当時の2歳日本レコードで快勝。今年は
プラチナトレジャーが出走を予定しているが、同馬は
コディーノと同牝系の間柄でもある(同産駒のコース成績は「43-35-32-270」勝率11.3%・複勝率28.9%)。
ハービンジャー産駒は「1-0-0-3」。18年
ニシノデイジーは8人気の低評価を覆す走りで4頭横並びの大接戦を制してみせた。また、同馬の付けた単勝38.4倍というオッズは、現行コースで行われたなかでは最高値を記録している。同産駒からは
モメントグスタール、
モリノカンナチャンの2頭が出走予定(同産駒のコース成績は「15-12-13-141」勝率8.5%・複勝率22.1%)。