7日、中山競馬場で行われた
ガーネットS(4歳上、GIII・ダート1200m)は、
田中勝春騎手騎乗の3番人気
スリーアベニュー(牡5、栗東・小野幸治厩舎)が、後方追走から直線で鋭い末脚を見せ、4番人気
リミットレスビッドを3/4馬身交わし差し切った。勝ちタイムは1分10秒0(稍重)。さらにクビ差の3着に2番人気
ニシノコンサフォス。1番人気
ジョイフルハートは13着に終わり、デビュー以来の連対記録は11戦で途切れた。
勝った
スリーアベニューは、
父アフリート、
母エナジートウショウ(
その父トウショウボーイ)という血統で、半兄に
スカイアンドリュウ(
京王杯SC-GII・2着、
父ポリッシュパトリオット)、姪に昨年の
阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を勝った
ウオッカ(牝3、栗東・角居勝彦厩舎、
父タニノギムレット)、叔母に
シスタートウショウ(
桜花賞-GI、
父トウショウボーイ)がいる。
05年1月のデビュー戦(京都・ダート1200m)を快勝後、条件戦で徐々に力を付け、前走、12月17日の中山・
アクアラインS(1600万下、ダート1200m)に勝ちオープン入りを果たしていた。今回が重賞初挑戦。全14戦全てがダート戦で、6勝2着5回の11連対という安定した成績を残している。通算成績14戦6勝(重賞1勝)。
鞍上の
田中勝春騎手は昨年の
リミットレスビッドに続き、このレース2年連続2勝目。
JRA重賞は6日の
中山金杯(GIII)に続く2日連続の今年2勝目で、通算38勝目。管理する小野幸治調教師は、04年
福島記念(GIII、
セフティーエンペラ)以来約2年3か月ぶりの
JRA重賞制覇。通算で13勝目となった。関東圏(中山、東京)での重賞は初めて。
また、
アフリート産駒は05年東海S(GII)を勝った
サカラート以来、約1年8か月ぶりの
JRA重賞勝ちとなった。