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【東京シンデレラマイル予想】南関牝馬の頂上決戦をデータから探る

  • 2020年12月29日(火) 18時00分
 3歳以上南関牝馬の頂上決戦、SIII「第14回東京シンデレラマイル」。レース攻略の鍵を過去10年のデータから探る。

1.人気 1〜4番人気が【6-7-7-20】。5番人気以下が【4-3-3-108】と人気馬が強い。

2.斤量 56キロ以上が3着内率38%で56キロ未満は同10%と、斤量が重い実績馬が好走。

3.前走 距離は1600m未満【1-2-2-36】より1600m以上【9-8-8-92】が望ましい。レースはJBCレディスクラシック、シンデレラマイルTR、クイーン賞組が2勝ずつだが、3着内率はTR組がトップ。着順は1着【3-1-3-14】と3着【2-2-1-13】が好成績。実は、前走8着が【2-1-1-6】と勝率、連対率、3着内率全てでトップだが、3着以内の4頭全てダートグレードでの成績だったことに注意だ。

4.脚質 4角先頭で通過が【5-0-1-7】の好成績。一方、8番手以降は【2-2-3-81】。大井内回りは外回りより直線が100m短い286m。器用さが必要で後方一気は厳しい。

5.枠順 3枠以内がやや優勢も1、7、8枠が2勝ずつと大きな差はない。ただし4枠は唯一、未勝利。

 以上を今年の出走馬に照らし合わせると、5項目全て該当はシンデレラマイルTRを快勝したダノンレジーナ。18年から実施されている同TRでは、東京シンデレラマイルに駒を進めた馬が18、19年と連覇。3着内に4頭が入っており、予想の上で外せない。ダノンレジーナは重賞Vこそないが、GIのJBCレディスクラシック4着以外、ダートで14勝、2着1回、3着1回と底を見せず。脚質も逃げ、好位追走と条件ピッタリで本命候補。

 次点はサラーブサルサレイアサラーブはTR2着。昨年の東京シンデレラマイルは6着だったが、勝ち馬との差は0秒1とわずかだった。サルサレイアサルサディオーネの半妹で、クイーン賞では姉妹で1、3着と力を見せた。ただ、一つ興味深いのが姉妹とも勝利は全て左回りという点。妹が呪縛を打ち破るか。

 ダノンレジーナサラーブはデータはもちろん、順に南関リーディングの小久保厩舎、大井リーディング争い中の藤田厩舎と厩舎の勢いも十分だ。

 穴馬も探したい。過去10年で3着以内に9番人気以下の馬は6頭。南関重賞連対またはダートグレード3着内の実績があった。実績はあるが近況目立たずなら、マルカンセンサーか。1年4カ月未勝利だが、19年TCK女王盃2着の実績馬。前走のクイーン賞が4着と見せ場ありで復調気配だ。
(※記事公開後、サラーブは除外となっております)

(文:秋田麻由子)

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