12日(土曜日)に英国のニューキャッスル競馬場で行われた最終競走に組まれたハンデ戦(オールウェザー5F=約1006m)で、出走全頭がゲートに入る前にスタートが切られたことによる「カンパイ」が発生。出走13頭中7頭の騎乗者に「カンパイ」の指示が伝わらなかったため、この7頭はコースを完走。再スタートに応じなかったため、レースは残り6頭で施行されて成立する事態となった。
レースは、最後のゲートインとなった1番人気(3.75倍)のクロップ(牝4)が、半ば入りかけたところで後ずさりし、改めて促されようとした瞬間、全馬がゲートインしたと勘違いしたスターターが、発走ボタンを押してしまったものだ。
再スタートでは、1回目のスタートで唯一駆け出さなかったクロップが、後続に3.1/4馬身差をつける快勝を演じている。
馬券締め切り後に出走を取り消すことになった7頭の馬券を購入していたファンには、ブックメーカーのルール4条に則り、一定の払い戻しが行われている。
(文:合田直弘)