有馬記念は、中距離GI路線の東京開催の
天皇賞・秋、
ジャパンCから中山開催に変わります。これによって求められる適性が大きく変わるのがポイント。
時計の出る軽い馬場で直線が長い広いコースで、直線でのトップスピードの速さが生きるのが
天皇賞・秋や
ジャパンCであるのに対して、時計のかかる重い馬場で内回りの小回りコースの
有馬記念は、トップスピードを長く維持する持続力が生きるレース。高速馬場での東京のように32-33秒台での勝負になるのはかなりレアで、34秒台後半-35秒台での上がりの勝負になるのが通常です。
適性的に逆といえる条件になるので、コース適性が問われるので中山実績がある馬、上がりのかかるレース(レースの最速上がりが35秒以上かかった重賞)での実績がある馬が狙い目になります。このシンプルな考え方で、去年は単勝1.5倍の
アーモンドアイを軽視。
皐月賞勝利と直線の短いコースの適性が高い中山適性を評価し、
サートゥルナーリアを本命。
宝塚記念の重い馬場での強さを評価して、
リスグラシューを単穴に評価して的中することができました。
この考え方をもとにすれば、今年の注目は、通常でも開催終盤で馬場が重いのに、直前の豪雨でさらに重い馬場適性が重要になった
宝塚記念の好走馬です。古馬王道路線の
天皇賞・秋、
ジャパンCや3歳王道路線の
菊花賞で、上がりのかかるレースで実績のある重い馬場巧者・中山実績馬が注目。今年の出走馬で上位人気が想定される馬に、速い上がりのほうがいいタイプが数頭いるので、少し手広く買って高めを狙う選択も考えていいでしょう。
ウマい馬券では、展開や各馬の適性など全馬の評価を記載しています。買い方が重要なレースでもあるので、買い方も含めて最終結論に注目して下さい。
(文=nige)
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