新春の
川崎競馬場で1月3日(日)に、南関東年明け最初の重賞として開催されるのが
報知オールスターカップ。
川崎記念の
トライアルレースにもなっていて、優勝馬には
川崎記念への優先出走権も付与される。
今年の出走馬で本命に挙げるのは19年・20年のこのレースの2着馬
タービランス。
これまで南関東では18戦して、17年9着に敗れた
東京大賞典を除いて掲示板を外しておらず走りは堅実で軸向き。前走の
浦和記念では中央勢相手にコンマ1秒差の4着で地方最先着を果たした走りから、年明け8歳でも衰えは感じられず今年も好勝負。
相手筆頭は
ストライクイーグル。昨年は
ブリリアントカップ、
大井記念と重賞連勝し、
日本テレビ盃では最後の直線で外から脚を伸ばして3着と好走した。前走の
浦和記念ではスタートで遅れて7着に敗れたものの差はコンマ7秒と大きく負けてはいない。今回は地方馬同士でこの2戦より相手は楽になり大幅前進可能だ。
次点で注目しているのは
リッカルド。18年に中央から転入してくるといきなり重賞4連勝を挙げ大きなインパクトを与えた。これまでの川崎遠征実績は
川崎マイラーズ2着、
スパーキングサマーカップ2着といずれもマイルだが、
大井記念を制しているように長距離戦でも問題ない。
また昨年クラシック戦線を賑わせた馬たちの存在も見逃せない。
羽田盃の勝ち馬
ゴールドホイヤーは、前走古馬との初対戦に加えて休養明け初戦で6着という結果だった。しかし今回は一度使った上積みが見込めるし、叩き2戦目での巻き返しが期待できる。
最後に穴候補としてダービー2着の
マンガンを挙げる。休養明け3戦目の前走を勝利して軌道に乗ってきた様子で、追い切りでは
ゴールドホイヤー相手に先着。本格化してきた今なら能力は通用だ。
馬券は崩れのない
タービランスから3連複で狙いたい。
(文=「勝馬」記者・豊岡加奈子)