5日に中京競馬場で行われる
京都金杯(4歳上・GIII・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い中京芝1600mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
【枠順別成績(2020年以降)】
1枠 3-1-2-34 複勝率15.0% 複勝回収率30%
2枠 0-6-2-33 複勝率19.5% 複勝回収率47%
3枠 2-3-2-37 複勝率15.9% 複勝回収率58%
4枠 3-7-4-34 複勝率29.2% 複勝回収率106%
5枠 4-0-5-40 複勝率18.4% 複勝回収率38%
6枠 5-6-2-37 複勝率26.0% 複勝回収率86%
7枠 3-1-8-41 複勝率22.6% 複勝回収率49%
8枠 8-4-4-37 複勝率30.2% 複勝回収率58%
8枠の「8勝・複勝率30%」という数字が目につく。ざっくりと内外で比較しても
1~4枠 8-17-10-138 複勝率20.2% 複勝回収率62%
5~8枠 20-11-19-155 複勝率24.4% 複勝回収率58%
と、外枠の方が好走率が高い。ただし、複勝回収率は平凡な数字になっている。直近1年、7番人気以下で馬券に絡んだ馬は延べ13頭いるが、そのうち5~8枠だったのは5頭しかおらず、7枠8枠に絞ると2020年3月7日
刈谷特別で7番人気3着した
トウカイオルデンだけ。外枠は人気馬が順当に走る分、人気薄の大駆けは見込みづらい。直線が長く急坂も有するコースだけに、比較的、能力通りの結果になりやすいということだろう。
ちなみに直近10年の
京都金杯は、1~4枠の複勝率28.6%、複勝回収率97%、5~8枠の複勝率9.1%、複勝回収率36%という成績で、内枠有利が顕著なレースとして知られている。これは京都Aコース施行がもたらす影響が大きいと考えられるため、中京での施行となる今年は、そのイメージを捨てて臨むのが正解だ。