「2020年度
JRA賞」受賞馬選考委員会が6日、行われ、史上初の芝G1・9勝を達成した
アーモンドアイが
年度代表馬の座を獲得した。“世紀の一戦”とうたわれた
ジャパンCで
コントレイル、
デアリングタクトとの3強対決を制し、国難のなか明るい話題をもたらした最強ホース。今後は繁殖牝馬として偉大な血を継承していく。
また一つ、最強牝馬に大きな勲章が加わった。コ
ロナ禍一色となった2020年。その中にあって、ひときわ輝いた
アーモンドアイが
年度代表馬に選出された。
18年度に続く2度目の戴冠。前回同様の満票とはならなかったが、クラシック3冠馬
コントレイルに大差をつけての受賞となった。その
コントレイルに、同じく無敗の3冠牝馬
デアリングタクトを迎え撃った
ジャパンC。自身にとってのラストランだったが、事実上の“
年度代表馬決定戦”を完勝したことが大きな決め手となった。
芝G1・9勝の新記録&歴代最多獲得賞金という輝かしい実績を残して現役を引退。「最後もいい形で終われたし、またそういうもの(
年度代表馬)をもらえて光栄なことだね。
アーモンドアイさまさまです」と国枝師は感謝しきり。「受賞できたのはオーナー、生産者、ファンの皆さまの支えのたまものだと思います」と頭を下げた。
現在、同馬は北海道安平町のノーザン
ファームで種付け準備に入っている。「北海道に着いて、馬運車から降りてくる映像をLINEで送ってもらった。寂しい?そりゃあ、寂しいよ。だけど次があるし、忙しいからな」と指揮官。初年度の交配相手は
エピファネイアが最有力。早ければ2024年夏に、注目の初子がデビューするだろう。
秋の天皇賞を制した際、人目をはばかることなく涙した主戦のルメールも感慨はひとしお。「彼女は昨年も強かったです。2歳から高いポテンシャルを見せてくれて、最後のレースまで頑張ってくれました」と感動をよみがえらせ、「忘れられない馬。3年間、騎乗することができて幸せでした。彼女の子を楽しみにしています」と期待を膨らませた。混迷の世に光を照らした9冠馬。その偉大な蹄跡は永遠に語り継がれていく。
提供:デイリースポーツ