「
シンザン記念・G3」(10日、中京)
朝日杯FS4着の
バスラットレオンは6日、栗東坂路で力強いフットワークを見せた。強敵相手にもまれてきた実力は確か。リーディングの矢作厩舎が自信を持って送り出す。
雄大なフットワークで駆け上がった。
バスラットレオンは坂井を背に、栗東坂路で
アスクスタイルマン(3歳1勝クラス)に2馬身半先着。4F52秒5-37秒9-12秒0をマークした。動きを見守った矢作師は「ラストをしっかりと追って負荷をかけた。素晴らしい動きだったと思う」と満足そうに話した。
調教で重きを置いたのは馬体のシェイプアップだ。「数字ではなく、感覚的なもの。もうひと絞りできれば、もっと切れると思う。切れ味が出ることを求めてラストを追った」と指揮官は説明する。
前走の
朝日杯FSは8番人気ながら4着と奮闘。「千八、二千よりも(マイルの方が)競馬がしやすい。賞金を加算したい」。そう力を込める坂井に導かれ、21年初陣のV発進といく。
提供:デイリースポーツ