12月26日にサンタ
アニタで行われたG1
マリブS(d7F)を4.1/2馬身差で快勝したシャー
ラタン(牡4)が、1月23日にガルフ
ストリームパークで行われるG1
ペガサスワールドC(d9F)を回避。2月20日にキングアブドゥルアジーズで行われる総賞金2000万ドル(約20億970万円)のサウジC(d1800m)に向かうことになった。同馬を管理するボブ・バ
ファート調教師が9日に明らかにしたものだ。
20年2月にデビューし、いきなり2連勝を飾った後、重賞初挑戦となったG1アーカンソーダービー(d9F)でも2着以下に6馬身差をつけて1着で入線したのがシャー
ラタンだ。だがレース後のドーピング検査で、厩舎スタッフが貼っていた湿布薬が発生源とされる禁止薬物が検出され、アーカンソーダービーは9着に降着となった。
その後、脚部不安もあって休養に入った同馬が、8か月ぶりに戦線復帰したのがG1
マリブSだったが、休み明けを全く感じさせないレース振りで完勝。
ケンタッキーダービー最有力候補と言われた実力を改めて見せつけている。
第2回サウジCは、シャー
ラタンを中心としたレースになりそうだ。
(文:合田直弘)