「
シルクロードS・G3」(31日、中京)
思い出の地でベテランが輝きを取り戻す。17年
高松宮記念覇者の
セイウンコウセイ(牡8歳、美浦・上原)は、
シルクロードSに5年連続出走となる。過去4年は2・2・15・5着。上原師は「昨年の暮れから今年の初戦はここと決めていた」と24戦連続での重賞参戦に目を細める。
27日の美浦Wでは
カタナ(6歳オープン)と併せて、5F68秒5-39秒4-12秒7を計時。引っ張り切りの手応えで僚馬と馬体を並べたままゴールした。指揮官は「先週もびっしりと追えているように、前走の疲れは取れている。この時期はいつも調子がいいね。万全です」と出来に太鼓判を押した。
前走の
セントウルSは17着と大敗したが「暑さにバテていたし、レースも暴走気味の逃げ。参考外と思っていいよ」とトレーナー。舞台はG1制覇を決めた中京の芝1200メートル戦。「今の荒れている馬場は合う。得意コースなら」。この後は同じく5年連続出走が懸かる
高松宮記念を予定。メンバー最年長の古豪を侮ってはいけない。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ