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シルクロードS・G3」(31日、中京)
モズスーパーフレアが27日、栗東坂路で豪快な動きを披露。快速ぶりは健在で仕上がりも良好だ。連覇が懸かる
高松宮記念(3月28日・中京)へ向けて、弾みをつける。
6歳になっても類いまれなスピードは健在だ。
モズスーパーフレアは栗東坂路で単走。迫力十分なフォームで4F52秒7-37秒4-12秒1の好タイムを楽々たたき出した。
攻め駆けするタイプだけに、やや控えめにも思えるが、1週前の20日に栗東坂路で一番時計となる4F49秒8をマークしており、直前はこれで十分。1週前に騎乗した北村友が「思ったより硬さが目立っていた」と話していた部分も、最終追い切りにまたがった生野助手は「硬い感じはなかった」と良化をアピール。続けて、「先週以外、帰厩してから3本を乗ったけど、一番軽くていい走りでした。一本やるごとにしっかり体を使えるようになっている」とうなずいた。
音無師も「いつも通り。去年と同じような状態で臨める」と、先週のAJCCを制した
アリストテレスとの2週連続重賞Vへ向け好
ジャッジだ。「いつもはこの時季に冬毛がバーッと出ているけど、今年は少ないね。力は出せると思うよ」と好ムードを伝えた。
2021年は京都競馬場が改修中で中京開催。
高松宮記念と同じコースで行われる21年は、本番を見据える上でますます重要度が高まっており、「前哨戦にはいいんじゃないか」と指揮官は舞台を歓迎。視線の先にあるのはもちろん連覇が懸かるG1だが、「“お釣り”を置いているわけじゃないよ」と一戦必勝の構えだ。昨春は繰り上がりでのG1初制覇。正真正銘のス
プリント女王の座へ、機先を制して弾みをつける。
提供:デイリースポーツ