「
東京新聞杯・G3」(7日、東京)
日経新春杯で12着に敗れた
ダイワキャグニーが、全8勝を挙げている得意の東京コースで巻き返す。3番人気に支持された前走だったが、中京の荒れた芝に苦しみ、最後の直線では早々と失速してしまった。菊沢師は「馬場状態も良くなかったし、この馬に展開も向かなかった。距離も2200メートルで長かったね。それほど気にする必要はないし、度外視していいよ」と参考外であることを強調した。
1月29日の1週前追い切りは美浦坂路。レース間隔が詰まっていることを考慮し、終始軽めの調整ながら4F53秒0-12秒7をマーク。馬体の張りの良さが目についた。自らまたがったトレーナーは「元気いっぱい。前走のダメージは思ったほどなかった。状態面に関して心配な点はないよ」と順調な調整過程をアピールする。
今回は19年3月の
ダービー卿CT(9着)以来のマイル戦。千六で勝ったのは17年11月の
キャピタルSの1回だけだ。「実績から言うと千八から二千だよね。うまく対応できれば」と師は慎重な口ぶり。それでも「
エプソムCで勝った時のような競馬ができれば」と、2番手から抜け出すシーンを頭に描いていた。
提供:デイリースポーツ