JRA騎手課程37期生の卒業式が9日、千葉県白井市のJRA競馬学校で行われた。また同日に新規騎手免許の合格者が発表され、
永島まなみさん(18)、
古川奈穂さん(20)ら卒業生8人が合格。藤田菜七子騎手(23)=美浦・根本=以来、5年ぶりにJRA女性騎手2人が誕生した。
古川奈穂さん(栗東・矢作厩舎所属予定)は乗馬未経験で入学。卒業には時間を要したが、第4、5回模擬レースで連勝を決めるなど上達ぶりをアピールした。「在学中の厩舎実習ではたくさんの勝つ喜びを教えていただきました。これからは自分で、その喜びをつかみ取れるように頑張っていきたいと思います」と今後の抱負を語った。
永島まなみさん(栗東・高橋康厩舎所属予定)の父は、元騎手だった園田の
永島太郎調教師。目標とする騎手に
武豊、岩田康を挙げ、「一鞍一鞍を大切に騎乗し、たくさん勝利できる騎手になりたい。卒業がゴールではなく、これからがスタート。技術向上に励み、日々精進したいと思います」とコメントした。女性騎手の先輩・藤田菜七子も、自身にとって大きな存在だ。「男性に負けず、正々堂々騎乗されていて、とても尊敬している騎手です」と瞳を輝かせる。
提供:デイリースポーツ