14日に東京競馬場で行われる
共同通信杯(3歳・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる13回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で2回の
フジキセキ、
ステイゴールド、
キングカメハメハが続く。
ディープインパクト産駒は「3-3-7-15」。15年
リアルスティール、16年
ディーマジェスティ、19年
ダノンキングリーの3頭が勝ち馬として名を連ねており、いずれもクラシック戦線で3着以内に好走する躍進を遂げている。なお、産駒初出走となった11年から毎年3着以内に好走馬を送り出していることも特徴と言えるだろう。今年は
シャフリヤール、
レフトゥバーズの2頭が特別登録。
バゴ産駒は「0-0-0-1」。通算では「3-1-3-39」という成績で、18年アイビーSを
クロノジェネシスが制しているが、
共同通信杯への出走例は13年
マンボネフュー(3人気5着)に限られる。今年は上位人気を担う
ステラヴェローチェが出走を予定しており、改めて種牡馬としての真価を問われることになりそうだ。
初出走となる
ロードカナロア産駒は
ディオスバリエンテが上位人気と目される。当該コースで施行される重賞への出走例も3頭と少ないが、
ゴールドギア(17年東京スポーツ杯2歳S・5着)、
ステルヴィオ(18年
毎日王冠・2着)、
トロワゼトワル(20年
アイルランドトロフィー府中牝馬S・4着)と3頭すべてが掲示板を確保している。
同じく初出走となる
エピファネイア産駒からは
エフフォーリアが出走予定。同産駒のコース成績は「2-0-2-23」となり、3着以内に好走した4頭はいずれも牡馬。なお、好走例は下級条件に限らず、20年アイビーSを
オーソクレースが制している。