「
中山記念・G2」(28日、中山)
6カ月半ぶりとなる
トーセンスーリヤ。3走前の
新潟大賞典を重賞初挑戦V。その後は
宝塚記念7着、
札幌記念6着とトップクラスを相手に健闘したものの、爪の不安で休養を余儀なくされた。
態勢を立て直し、2021年初めから順調に乗り込んできた。小野師は「今回は普通の休み明けじゃないから何とも言えない。ただ、ここを目標に、先週でほぼ仕上がった」とうなずく。17日の1週前追い切りは美浦Wで5F67秒5-39秒8-12秒8をマーク。「動きは良かったし、獣医師さんに見てもらったら“心臓も悪くないです”と。あとは実戦に行ってどうかだけ」と及第点を与えている。
20年は15勝の小野厩舎だが、21年は既に8勝をマーク。現在、勝利数は全国リーディング6位タイ(関東3位タイ)につけている。指揮官は「特に何か変えたわけじゃないよ。変えたからといって、すぐに成果が現れるわけでもないからね」とあくまで自然体を強調する。とはいえ“流れ”が来ているのは間違いなく、この好調の波に乗りたいところだろう。
待ちに待った厩舎の看板馬が再始動。まだまだ勢いは止まらない。
提供:デイリースポーツ