05年の
鳴尾記念(GIII)に勝った
メジロマントル(牡10、美浦・大久保洋吉厩舎)が、25日付で
JRA競走馬登録を抹消したことがわかった。今後は乗馬になる予定。
メジロマントルは
父ヘクタープロテクター、母は
JRA3勝の
メジロティファニー(
その父モガミ)という血統。叔母に
メジロドーベル(
オークス、
エリザベス女王杯〔2回〕、
秋華賞、阪神3歳牝馬S-全てGI)がいる。
00年4月にデビューも9戦して勝てず、高崎・
法理勝弘厩舎に移籍。デビューから2年4か月後の12戦目に02年
ゴールデンステッキ賞(高崎・ダート1500m)で念願の初勝利を挙げると、その後
JRAに戻り、03年~04年にかけては
朱鷺S(1600万下・芝1800m)など6勝を挙げオープン入り。その後は苦戦し、10番人気まで人気を落とした
鳴尾記念(GIII・芝2000m)でまんまと逃げ切り、単勝5,120円、3連単1,037,230円の大波乱を演出している。最後のレースは昨年10月の
毎日王冠(GII、11着)となった。通算成績41戦8勝(うち地方8戦1勝、重賞1勝)。
ちなみに、97年生まれの同世代馬には、
エアシャカール、
アグネスフライト、
アグネスデジタル、
エイシンプレストン、
タップダンスシチーなど。
JRAでは
ユキノサンロイヤル、
アラタマインディなどが残っている。
JRAの現役最高齢馬は13歳セン馬の
マキハタスパート(栗東・新川恵厩舎)。