ジェンティルドンナや
ヴァーミリアンなど数々の名馬を手掛けた石坂正調教師(70)=栗東=が、27日の阪神9R(
シャイニーゲール=8着)で調教師人生に幕を下ろした。レース後の検量室前では、息子の
石坂公一師が号泣しながら抱きつき、別れを惜しんだ。
「最終レースでしたが、馬が無事に上がってきてくれて安堵(あんど)しています。たくさんの馬が走ってくれましたが、ひとえにファンの皆さまの声援のおかげと感謝しています。これからは一ファンとして馬を応援していきたいですし、ファンの方々には競馬場でお会いできればと思います」と晴れやかな表情。JRA通算成績5813戦690勝(うちG1・14勝を含む、重賞49賞)で締めくくった。
提供:デイリースポーツ