毎年4月にイギリスで開催され、世界で最も過酷と言われる障害レース、グランドナショナル(G3・障害6907m)を2018、19年と2連覇している
タイガーロールが、今年の同レースを回避することがわかった。
理由は重すぎるハンデのため。19年優勝時のハンデは11ストーン5
ポンド(約72.1キロ)だったが、2月に発表された今年のハンデは11ストーン9
ポンド(約73.9キロ)。今年で11歳を迎えた馬にとっては過酷すぎるハンデだとして同馬のオーナーが回避を決断した。
出走すれば1977年レッ
ドラム以来2頭目のグランドナショナル3勝目、そして史上初の3連覇(昨年は新型コ
ロナウイルスの影響で中止)がかかっていたが、無念のレース回避となった。
なお、同馬を管理するG.
エリオット調教師は、調教中に死亡したと思われる馬の上に座る様子が写された不適切画像が流出し、現在イギリス国内での出走を禁止されている。