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ガルフストリームパーク AWトラックの導入を検討

  • 2021年03月08日(月) 11時40分
 北米フロリダ州の基幹競馬場であるガルフストリームパークが、オールウェザートラックの導入を検討していることがわかった。同競馬場を所有するストロナーク・グループで、フロリダ競馬担当役員を務めるビル・バジェット氏が、デイリー・レーシング・フォームの取材に対し明らかにしたものだ。

 ガルフストリームパークが敷設を検討しているのは、北米ではプレスクアイルダウンズ競馬場やゴールデンゲート競馬場、英国ではウルヴァーハンプトン競馬場などが使用している、タペタというブランドの人工素材だ。ガルフストリームパークの馬場は現在、外側が1周9ハロンのダートコース、内側が1周8ハロンの芝コースとなっているが、計画によると、内側にある芝コースを2つに分け、その外側部分にタペタを敷設。内側は、芝コースとして残すとしている。すなわち、ダート、オールウェザー、芝という、3つの異なる路面で競馬を施行したいというのがガルフストリームパークの目論見だ。

 バジェット氏は、人工素材敷設に関する技術的な問題点や、日程的な問題点をクリアした上で、オールウェザートラックの導入を正式に決めることになるとコメントしている。

(文:合田直弘)

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