クラウドファンディングを元に製作されたドキュメンタリー映画「今日もどこかで馬は生まれる」が劇場展開されておよそ1年が経過した。途中、新型コロナウイルスの影響を受けながらも、東京・新宿のK's cinemaを皮切りに関東圏をはじめ、新潟、名古屋、関西圏など7箇所で上映。引退馬の現状について映像を通して伝えてきた。

　また昨年8月には門真国際映画祭のドキュメンタリー部門において優秀賞及び大阪府知事賞を受賞し、高い評価を受けた。

　この映画を製作したCreem Panは、劇場での公開に一区切りをつけ、今後はDVD販売や配信にシフト。この映画の普及を軸にして引退馬支援のムーヴメントを作るための活動を継続していく意向を示し、3月1日からCreem Pan公式オンラインショップでDVDの販売を再開している。なお3月31日までDVDをはじめ、パンフレット、しおりをそれぞれ20パーセントオフで販売中だ。

　映画には馬に関わる様々な立場の人々が出演し、引退馬や馬たちを取り巻く実情を語っている。劇場での上映を見逃した方、鑑賞するチャンスのなかった方は、これを機に購入してみてはいかがだろう。映画を通して引退馬や引退馬支援における課題を知り、人と馬が共生するためにそれぞれができることは何かを考える良いきっかけになるはずだ。

(取材・文：佐々木祥恵)

■映画「今日もどこかで馬は生まれる」公式サイト
https://creempan.jp/uma-umareru/index.html

■Creem pan公式オンラインショップ
https://creempan.stores.jp/