「魁!海外馬券塾」(17日)
サウジCを勝った
ミシュリフがドバイシーマCに出走。そして、逃げ争いを演じた米国のシャー
ラタンと
ニックスゴーがドバイへ転戦せず帰国した結果、今年のドバイワールドC・G1(27日・UAEメイダン)は確たる主役不在の混戦が予想されている。
数か月前までほぼ無名の存在だった米国馬
ミスティックガイドが、現在ブックメーカーのオッズで1番人気となっている。2走前の
ジョッキークラブGC・G1で2着に入り、前走はG3を圧勝と将来性は感じるが、今回は一気の相手強化が鍵となる。ブ
リーダーズCダートマイル、
ペガサスWCでともに
ニックスゴーの2着に入ったジーザスチームが実績的には優位だ。
地元勢の
ミリタリーロー、
サルートザソルジャー、ハイポセ
ティカル、ザグレートコレクションは、走るたびに着順が入れ替わる力関係で比較が難しい。
全馬がバテるスタミナ勝負になったサウジCでしぶとく伸びて3着のグレイトスコットは、サウジアラビアNo.1の実力馬で今回も要注意の存在。
チュウワウィザードはサウジのダートが合わなかった印象で、あれがこの馬の実力ではない。メイダン競馬場のダートへの適性次第では、上位争いに加わっても全く驚きはない。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)
提供:デイリースポーツ