「
毎日杯・G3」(27日、阪神)
強烈なインパクトを残した。2番人気の
シャフリヤールが、阪神芝1800メートルを“1分43秒9”で駆け抜けてレコードV。17年の覇者
アルアインとの兄弟制覇を果たし、2度目の重賞挑戦で待望の初タイトルを手にした。
道中は馬群のど真ん中を進み、折り合いはピタリ。直線で進路があくと、川田は冷静沈着にインを選択。外から猛追した
グレートマジシャンを首差振り切り、栄光のゴールへ飛び込んだ。
前走の
共同通信杯で3着に敗退。ここは勝負駆けの一戦だった。テン乗りで大役を果たした鞍上は「きょうは勝たなければならなかった。(馬に)無理をして動いてもらって、何とかしのいでという感じでした。勝ち切れて何よりです」と安どの表情。驚異的なレコードVにも「まだしっかり動き切れないところがある。体がもう少し成長すれば」と気を緩めないが、「勝ち切ったことで、次の準備ができると思います」と前を向いた。
激闘後、藤原英師は「あいつは頼りになるな」と川田の好騎乗を絶賛。次戦は明言を避けたが「千八はギリギリと思っていたが、賞金を加算できて良かった。これからは二千以上の距離を使えるからね」と明るい表情を見せた。果たして、
皐月賞参戦はあるのか?興味津々だが、いずれにしても関西からとてつもない新星が誕生したことは間違いない。
提供:デイリースポーツ