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大阪杯・G1」(4日、阪神)
無敗の4歳牝馬が2強をまとめて撃破した。4番人気の
レイパパレがハナを奪い、後続を寄せ付けず4馬身差V。2着は6番人気の伏兵
モズベッロ。1番人気の3冠馬
コントレイルは3着、G1・4連勝を狙った2番人気の
グランアレグリアは4着に終わった。
“3階級制覇”を目指し、距離の壁に挑んだ昨年の
最優秀短距離馬グランアレグリア。だが、土の塊が飛び散るドロドロの馬場が大きく立ちはだかった。
道中は積極的に5番手を進み、勝負どころで上昇してきた
コントレイルに呼応して進出。4角では勝ち馬の直後につけたが、直線でいつもの切れ味が見られない。最後は3冠馬にも競り負けた。
ルメールは「休み明けでも冷静に、すごくいい競馬をしてくれた。だけど、この馬場ではトップコンディションが必要だった」と悔しげ。ただ、「折り合いはついていたし、良馬場だったら違ったと思う」と前を向いた。
初の2000メートル挑戦は4着。偉業達成はならなかったが、「休み明けの分もあったかな。いい感じで走って力は出せたと思う」と、藤沢和師に悲観するそぶりはなかった。
提供:デイリースポーツ