先週に引き続き、
皐月賞(4月18日・中山芝2000m)に向けた1週前追い切りもCWコースで行った
ダノンザキッド(栗東・安田隆行厩舎)。時間帯は2回目のハローが終了した直後で、併せ馬は先週と同じ
リアンクールが相手だった。
違っていたのは2頭の位置取り。先週は道中ほぼ並走するような形だったが、今回は6F標識の地点で5、6馬身後ろから追いかける形。これだけ差があると、前がゆっくりと進めることも多いが、決して、そんなことはなく、5F標識区間は13秒台とむしろ速め。
これで追いつくんだろうかと思ったが、さすがはGIホース。4コーナーではすでに前を射程に入れる位置まで押し上げていき、2馬身ほどの差をキープしたまま最後の直線に向く。
追い出し、というまでのアクションではないが、軽く仕掛けて、しっかりとスピードに乗って、楽々と前を捕まえる。きっちり先着してのゴールで、時計は6F80.6〜5F65.7〜4F52.1〜3F38.6〜1F11.7秒。この時間帯が最も時計が出やすい馬場状態ではあったが、それにしても全体も終いも速い。1週前追い切りとしては、完璧な内容になったのではないだろうか。