10日に中山競馬場で行われるニュージーランドT(3歳・牡牝・GII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる3回の馬券絡みが
ダイワメジャー。2回で
ディープインパクト、
ショウナンカンプ、
アグネスタキオン、
キングカメハメハ、
マツリダゴッホが続き、複数回勝利実績のある種牡馬がいないことも特徴となっている。
初出走となる
キズナ産駒は上位人気と目される
バスラットレオンが出走予定。中山芝1600mは
ファインルージュが21年
フェアリーSを制しているが、牡馬[0-1-0-8]、牝馬[5-6-1-17]と思いのほか牡駒は同コースの出走例が少なく、改めて真価を問われることになりそうだ。なお、父系祖
父ディープインパクトの産駒は18年に
カツジと
ケイアイノーテックがワンツー決着を果たしている。
キングカメハメハ産駒は[1-0-0-3]。15年
ヤマカツエースが7人気で勝利しており、今年出走するメンバーのなかでは唯一勝利実績を持つ種牡馬となる。同産駒からは
桜花賞との両睨みとなる
ククナが特別登録。
また、今年は
キングカメハメハの後継種牡馬として期待される
ドゥラメンテの産駒が初出走となり、
アヴェラーレ、
トーセンウォーリア、
ドゥラモンド、
ドラミモンの4頭が特別登録(同産駒のコース成績は[4-0-4-12])。なお、
キングカメハメハ系と大まかな種牡馬傾向で見れば、19年3着
ヴィッテルスバッハ(父
ルーラーシップ)が好走している。
マツリダゴッホ産駒は[0-0-2-1]。産駒の出走例が少ないなかで、15年3着
アルマワイオリ、16年3着
エクラミレネールと存在感を放ち、後者においては12人気の低評価を覆す走りだった。今年は
ワザモノが該当。