10日に阪神競馬場で行われる
阪神牝馬S(4歳上・牝・GII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、阪神芝1600mで施行されるようになった2016年以降をデータの集計対象とした。
過去5年で最多となる8回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
ステイゴールドが続き、2回が
ダイワメジャーとなっている。
ディープインパクト産駒は[4-2-2-12]。現行コースで施行されるようになってからは毎年連対馬を出しており、昨年も2人気
サウンドキアラが勝利するほか、11人気と決して評価の高くなかった
ディメンシオンも3着と好走していた。一方で、1人気に支持された
ダノンファンタジーは5着に敗れており、一概に上位人気馬を過信できない難しさもある。今年は
デゼル、
マジックキャッスル、
リアアメリアの3頭が特別登録している。
ダイワメジャー産駒は[1-1-0-4]。
ディープインパクト以外で唯一勝利実績を持つ種牡馬となり、18年
ミスパンテールが4人気で勝利するほか、19年
アマルフィコーストは12人気ながら2着と奮闘。馬券妙味を兼ね備えた激走にも気を配りたい種牡馬と言えるだろう。今年は
メイショウショウブが特別登録。
ロードカナロア産駒は[0-0-0-3]。昨年、
ブランノワール(9人気8着)、
メジェールスー(13人気11着)、
トロワゼトワル(8人気15着)の3頭が産駒としての初出走となったが、いずれも低評価に留まっていた。なお、下級条件を含めたコース成績では勝率10.4%・単勝回収率216%と申し分のない数値を記録している。今年は
イベリス、
ドナウデルタ、
ブランノワール、
メジェールスー、
ロフティフレーズの5頭が該当している。