11日に阪神競馬場で行われる
桜花賞(3歳・牝・GI・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが10番。3回で9番が続く。一度も馬券に絡めていないのは2番と5番。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-1-1-17/19 複勝率10.5% 複勝回収率45%
2枠 0-0-2-17/19 複勝率10.5% 複勝回収率48%
3枠 1-1-0-18/20 複勝率10.0% 複勝回収率25%
4枠 3-1-0-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率69%
5枠 3-0-4-13/20 複勝率35.0% 複勝回収率196%
6枠 0-2-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率35%
7枠 2-2-1-25/30 複勝率16.7% 複勝回収率33%
8枠 1-3-1-25/30 複勝率16.7% 複勝回収率34%
【上がり順位別成績】
上がり3位以内[7-6-4-13] 複勝率54.8% 複勝回収率130%
上がり6位以下[0-3-2-115] 複勝率4.2% 複勝回収率13%
1〜8枠まで、いずれの枠からも2頭以上馬券に絡んでおり、どの枠からでもチャンスはある。ただし、勝ち馬は10頭中6頭が4〜5枠に固まっており、中枠有利と考えて良さそうだ。また、1〜2枠が[1-1-2-35]、7〜8枠が[3-5-2-50]と、内枠<外枠の傾向も見て取れる。コース形態的に内有利に振れにくい上に、キャリアの浅い3歳牝馬の一戦だけに揉まれるリスクも大きいのだろう。
上がり順位別成績を見ても、末脚重視の一戦で、前に行って位置取りの利で粘りこむ競馬はほとんど通用していない。枠順を問わず、「どの馬が速い上がりを使うか」「上がり最速を記録するのはどの馬か」を考える方が正解への近道かもしれない。