1939年(昭和14年)に創設された歴史の長い、3歳牡馬クラシックの第一関門。ここ2年は1番人気馬が制しているものの、2006〜2018年の計13回では1番人気馬が2勝にとどまるなど、波乱が起きた例も少なくありません。現役調教師の通算成績を見ると
池江泰寿調教師、
森秀行調教師が2勝をマークしています。
今年は、今年度
JRAリーディング2位(着度数順、4月11日終了時点。以下同)、昨年度
JRAリーディング2位の
友道康夫厩舎から
ヨーホーレイクが、今年度4位、昨年度4位の安田隆行厩舎から
ダノンザキッドが、今年度15位、昨年度9位の
池江泰寿厩舎から
ディープモンスターがエントリーしてきました。
厩舎必勝パターンの予想バイブルは、過去3年の厩舎データをもとに「場所(競馬場)」「条件(クラス)」「ローテーション」「騎乗予定騎手」を踏まえた総合的な観点から全登録馬を評価。その中からとくに注目すべき馬を抽出。馬券検討を強力にサポートする画期的な予想ツールです。
今回は、
共同通信杯で重賞初制覇を成し遂げた
エフフォーリア、
ホープフルS優勝馬の
ダノンザキッド、前走の
すみれSを完勝した
ディープモンスターあたりが人気を集めると思われます。本稿では、
クロノジェネシスで
有馬記念を制し、最年少での優勝となった
斉藤崇史師が管理する
ラーゴムの評価および解説を公開します。
【注目馬評価】
■馬名:
ラーゴム■調教師:
斉藤崇史■想定騎手:北村友
■間隔:10
■場所:◎
■条件:◎
■ローテ:×
■騎手:◎
【注目馬解説(記事本文より)】
斉藤崇史調教師は(平地)オープンのレースで複勝率37.3%、複勝回収値107円。開業6年目ながらも、すでに大きな舞台で何度も穴をあけている注目の若手トレーナーだ。なお、中山のレースや
北村友一を起用したレースの成績も及第点以上の高水準。
ラーゴム自身も前走が好内容だっただけに、引き続きマークしておくべきだろう。
※評価基準
【◎】複勝率が一定の水準(33.3%)以上。高く評価していい。
【▲】複勝率は一定の水準(33.3%)未満にとどまっているが、集計対象レース全体における当該調教師の複勝率は上回っている。人気薄の馬に限り、強調材料と見ていい。
【×】複勝率が一定の水準(33.3%)未満、かつ集計対象レース全体における当該調教師の複勝率も下回っている。評価を下げたい。
記事本文では、不安な情報が満載で『過信禁物の人気馬』と、反対に、好データ多数で『人気落ちの狙い目大穴』の情報も公開中です。