今季開幕から2日目となる15日(木)の門別
グランシャリオナイター競馬。日中勤務のサラリーマンの皆さんが少なからず仕事から開放され、ナイター開催を楽しめる状況になるだろう夕刻帯に、今季初戦の走りを是非チェックしておきたい大注目馬たちが相次いで登場します!
まず一頭目は、7Rの卯花月特別(3歳1-4、1組・1200m外回り。発走17時40分)に4枠4番
井上俊彦騎手57キロで出走する3歳牡馬4リーチ(
林和弘厩舎、父
グランプリボス)。2歳だった昨年、デビュー2戦目の“日本一早い2歳重賞”
栄冠賞H2で3着に追い込むと、秋には更なる成長を見せて
イノセントカップH3(門別1200m外回り)→
鎌倉記念SII(川崎1500m)を2連勝。12月川崎の2歳ダート頂上決戦・
全日本2歳優駿JpnI(川崎1600m)まで駒を進めました(結果は12着)。
実績が抜け過ぎており、別定戦の今回は斤量57キロを背負うということで相手関係以上に“斤量との戦い”という見方もできそうですが、3歳一冠目「
北斗盃H2」に向け、まずは実績馬らしい力強い末脚を発揮できるのかに注目です。
続く2頭目は、8Rの鳥待月特別(3歳1-4、1組・1200m外回り。発走18時15分)に、こちらも4枠4番、
阿部龍騎手55キロで出走する3歳牝馬4
ソロユニット(
角川秀樹厩舎、父
アジアエクスプレス)。こちらも2歳時の昨年に大活躍、デビュー2戦目から破竹の5連勝で2歳牝馬のダート頂上決戦、ダート
グレード競走の「
エーデルワイス賞JpnIII」を4馬身差で圧勝。
JRA勢もまるで寄せ付けず、NAR
グランプリ2020「2歳最優秀牝馬」に輝きました。
余勢を駆って遠征した大晦日の大井「
東京2歳優駿牝馬SI」は初の1600mに戸惑ったか地力をまるで発揮できず、新馬戦以来の敗戦(8着)となってしまいましたが、その後は南関東3歳牝馬一冠目「
桜花賞SI」への遠征も検討されたほど。無事、今季開幕週にシーズン初戦を迎えることとなりました。
こちらも別定で斤量55キロを背負いますが、実績の比較だとさすがに見劣る
イッツソーラッドや
トンデコパ、
セカイノホシがいずれも同斤55キロということで、7Rのリーチほど“斤量との戦い”といった印象はありません。こちらも、3歳初戦から能力発揮のシーンが大いに期待されるところです。
ラスト3頭目は、9Rの
ハナモモ特別(C3-1組・1200m外回り)に大外8枠12番
石川倭騎手56キロで出走する5歳牡馬12
デュアルキャリアー。
JRAデビューを果たせず、4歳春での門別デビューとなった同馬ですが、初戦からポテンシャルの違いを見せつける走りで全て大楽勝の3連勝。
勇躍、再転入を果たした
JRAでは、テンからの流れが門別の下級条件とはまるで異なるなか追走に苦しんでしまい3戦続けての2ケタ着順。5歳を迎え、充実期に入っていくだろうシーズンは門別での再出発という選択となりましたが、
JRAより明らかにテンの流れが緩むだろう門別C3-1級戦なら終始「自分のペース」で走り切れる可能性が高いはず。再び圧巻の走りを見せ「大器再始動」を印象付けられるかに注目です。
きょう15日(木)も、開幕2日目の門別
グランシャリオナイター競馬でお楽しみください!
(文:ひだか応援隊)