「
皐月賞・G1」(18日、中山)
共同通信杯で重賞初Vを飾った
エフフォーリアは14日、美浦Wでの併せ馬で万全の状態を整えた。史上19頭目の無敗の
皐月賞馬誕生へ気合満点だ。
ここまで築いた人馬の信頼関係を確かめるかのように、一完歩ずつ呼吸を合わせる。横山武を背にした
エフフォーリアが“大人の走り”を見せつけた。
最終リハは美浦Wでの併せ馬。
クロパラントゥ(3歳未勝利)を2馬身追走する形で折り合いをつけ、直線入り口で内から徐々に間合いを詰めていく。最終的には僚馬に半馬身遅れでのフィニッシュだったが、手綱を持ったままで加速し続け、ゴール後すぐに馬体を並べる勢いで伸びた。
5F69秒2-39秒5-12秒8を計時。鹿戸師は「日曜(11日)にも坂路で好時計(4F54秒0-12秒4)を出しているし、今週はオーバーワークにならないように。
リラックスさせることがテーマだった」と、予定通りの追い切りを消化して満足げにうなずく。
無傷3連勝で
共同通信杯を制覇。横山武は「デビュー前から期待していて、重賞も勝つ自信があった。前走でそれを現実にできて良かったですね。メンバーも強いと思っていたけど、終わってみればこの子が(一番)強かった」と振り返る。中山は初めてになるが「小回りより広いコース向きですが、初戦は札幌で勝っている。札幌よりは中山の方が広いので、その点は問題ないと思います」と相棒への信頼は揺るがない。
無敗のままクラシック本番へ。「相手がさらに強くなるので甘くないですが、十分にやれると思っています」ときっぱり。2020年の
コントレイルに続く無敗の
皐月賞馬誕生へ。自信を持って大舞台に挑む。
提供:デイリースポーツ