中山11Rの第23回
中山グランドジャンプ(障害4歳以上J・GI・芝4250m)は1番人気
メイショウダッサイ(
森一馬騎手)が勝利した。勝ちタイムは4分50秒1(良)。4馬身差の2着に5番人気
ケンホファヴァルト、さらに2馬身半差の3着に3番人気
タガノエスプレッソが入った。
メイショウダッサイは栗東・
飯田祐史厩舎の8歳牡馬で、
父スズカマンボ、
母スズカブルーム(母の
父スキャターザゴールド)。通算成績は36戦10勝。
レース後のコメント
1着
メイショウダッサイ(
森一馬騎手)
「馬はこの距離、コースを理解して道中
リラックスして走っていました。前半力みなく走り、それを邪魔しないように乗りました。気持ち良く走らせようとして結果として
オジュウチョウサンを後ろから見る形になりました。
去年暮れの
中山大障害よりもタフな競馬となり、楽なレースではありませんでした。最後まで気を抜けず、これならと思ったのは最後の障害を飛んだあとです。
メイショウダッサイには、よく頑張ってくれた、ありがとう、という言葉に尽きます。これからも
メイショウダッサイと共に頑張っていきたいと思います」
(
飯田祐史調教師)
「
オジュウチョウサンの調子が
ピークだったのかどうか分かりませんが、今日のレースでは
メイショウダッサイが一番強かったと言えると思います。飛越が上手くなったのは当然ですが、経験を積んで馬が自信を持って体を動かしています。森騎手も自信を持って乗っていたと思います。無事なら秋を目指すということになりますが、栗東に戻ってから次を考えます」
2着
ケンホファヴァルト(熊沢重文騎手)
「直線ではどうにかなるかと思いましたが、勝ち馬には余裕がありました。馬の状態はすごく良かったですし、行くだけでなく溜める競馬もできて良かったです。前哨戦を使えていたら、また違ったかもしれません」
3着
タガノエスプレッソ(植野貴也騎手)
「(乗り替わりで)一回も乗ったことがなく、全くのテン乗りでした。ハナに行くように言われて前に行きましたが、入れ替わり立ち替わり他の馬が行って、息を入れるところがありませんでした。それでも3着になるのですから力はあります。良い馬だと思いました」
4着
スマートアペックス(
中村将之騎手)
「嚙んでいて、抑えながらのレースでした。まだ4歳ですし、伸びしろもあると思うので、今日のこの競馬が今後の良い経験になればと思います」
5着
オジュウチョウサン(
石神深一騎手)
「ペースが遅くて、前半、力んでいましたし、馬とケンカしてしまいました。ペースが落ち着いた時に他の馬に来られて、道中のリズムが悪く、それが飛越に影響した感じです。これだけペースが遅いと、気性の勝った馬なので、我慢させるのが難しかったです。
今日の返し馬の感じからも負ける気はしなかったですし、衰えなども全くなかったですが、リズムが良くなかったことで向正面で飛越が悪くなり、勝ち馬に外からかぶされた時も抵抗できず、集中力が切れた感じでした。この馬の力を出せる走りを今日はできませんでした」
6着
マイネルプロンプト(北沢伸也騎手)
「長く休んでいましたが、手応えが良く、向正面ではいけるのではないか、と夢を見ました。9歳ですがまだまだ走れます」
ラジオNIKKEI