アドマイヤハダルを担当する谷口助手によれば、入厩当初は扱いが決して楽な馬ではなかったそうです。
「トレセンにきたばかりのころはカイバ食いもあまり安定しませんでしたし、気難しい面がみられました。でも、レースを使うにつれ、どんどん変わっていったんです。今ではカイバもしっかり食べていますし、状態は安定しています」
前走の
若葉Sではいい時計で走ったこともあり、レース後はしっかりと疲れをとったとのことでした。
「体を戻すのに少し時間はかかりましたが、いまでは元気が有り余っているかんじです。この中間は、特にオーバーワークにならないよう努めました。万全の態勢で
皐月賞に送り出したいですからね。しっかりと
アドマイヤハダルを抑えるのはなかなか大変でしたが、嬉しい悩みですね」
若葉Sよりもかなり心身ともに前向きな状態で
皐月賞に挑みます。
「気持ちものっており、かなりフレッシュな状態です。自信を持って挑めます。馬場が悪くても走り方をみれば対応できると思いますし、自分からレースをつくれるのも強みです。あとは
アドマイヤハダルらしい競馬をしてくれれば、と思います」
(取材・文:花岡貴子)