24日の阪神6Rで、レース前の返し馬の際に
スウィープザボード(5着)に騎乗した
岩田康誠騎手(47)=栗東・フリー=が、
藤懸貴志騎手(28)=栗東・フリー=騎乗の
テイエムマジック(2着)に対してムチで馬をラチ沿いまで幅寄せし、粗暴な発言をしたことが複数の騎手の証言によって判明。競馬施行規程第147条20項に基づき、公正安全の観点から4月25日〜5月8日(開催日4日間)までの騎乗停止処分を受けた。
事の発端は同日の阪神2R。
角田大和騎手(19)=栗東・角田=騎乗の
エムティースマイルが4角で外斜行をし、藤懸の
シュンイと、その後方にいた岩田康の
コートゴシップが被害馬に。その際の藤懸の位置取りに立腹した岩田康がレース後に粗暴な発言をしたものの不満を消化し切れず、6Rで前記の行為に及んだという。
事情聴取で岩田康は発言を認め、「すみませんでした」と謝罪したという。25日の阪神競馬で騎乗予定だった、マイラーズCの
ケイデンスコールを含む6鞍は全て乗り代わりとなった。
【返し馬とは】
馬場に入場した競走馬が、発走時刻までに行うウ
オーミングアップのこと。
提供:デイリースポーツ