4月24日(土曜日)に、サンダウン競馬場で行われた開催をもって、英国における障害の20/21年シーズンが幕を下ろした。
獲得賞金額で争われるチャンピオントレーナーは、233万9953
ポンドを収得したポール・ニコルス調教師(62歳)が、2位のダン・
スケルトン調教師に50万
ポンド近くの差を付け、自身12度目となるタイトルを獲得した。ケンプトンのG1
キングジョージ6世チェイスを制したフロードン、エイントリーのG1ベットウェイボウルチェイスを制したクランデゾーボウらが、厩舎の推進役となった。また、年間勝ち星の173勝は、自身の最多記録となっている。
一方、勝利度数で争われるチャンピオンジョッキーは、152勝をあげたハリー・
スケルトン騎手(30歳)が、前季に続く連覇を狙ったブライアン・ヒューズ騎手に10勝差をつけ、自身初のタイトルを獲得した。今季の
スケルトンは、ポリトローグでサンダウンのG1ティング
ルクリークチェイスを制したのをはじめ5つのG1で勝利するなど、内容的にも充実したシーズンを送った。
(文:合田直弘)