阪神11Rの第163回天皇賞春(4歳以上GI・芝3200m)は3番人気
ワールドプレミア(
福永祐一騎手)が勝利した。勝ちタイムは3分14秒7(良)。3/4馬身差の2着に1番人気
ディープボンド、さらに2馬身差の3着に4番人気
カレンブーケドールが入った。
ワールドプレミアは栗東・
友道康夫厩舎の5歳牡馬で、
父ディープインパクト、
母マンデラ(母の
父Acatenango)。通算成績は11戦4勝。
レース後のコメント
1着
ワールドプレミア(
福永祐一騎手)
「非常に強かったと思います。非常にタフなレースになりましたが、よく来てくれたと思います。これまで一緒に
ワールドプレミアとレースをしていましたし、調教にも跨って、この馬の特性はつかんでいました。あとはいかにそれをレースに生かすかということでした。
正直もう少し良いスタートを決めて、ある程度良い位置で競馬をするのがベストだなと考えていたのですが、スタートが上手く切ることが出来ませんでした。そのあとのリカバリーは内枠ということもあり、非常にうまくいったと思います。
前に有力馬を見ながらの競馬になりましたし、あとはどのタイミングで仕掛けるかというところでしたが、
ウインマリリンが向正面で進出してきましたので、そのタイミングである程度位置を確保しておかないと、動きたいときに動けなくなるだろうということで、自分が考えていたより早く外に出しました。それで馬はよく応えてくれました。長く良い脚を使ってくれました。
全馬死力を尽くした良い競馬だったと思います。天皇賞という格式の高いレースを勝つことができて光栄に思います」
2着
ディープボンド(
和田竜二騎手)
「今日は自分の競馬に徹して、最後は差し返してくれました。良馬場でも実力が出ていると思います。馬はよく頑張ってくれました。反省してまた来年ですね」
3着
カレンブーケドール(
戸崎圭太騎手)
「枠順が良くてやりたいレースはできました。真面目に走る馬なので、
リラックスしていた馬とはその分の差があったと思います。どこの競馬場でもしっかりと走ってくれて頭が下がります」
4着
アリストテレス(C.
ルメール騎手)
「前回より良い競馬でした。レースは問題なく、ペースも良かったです。最初の1000mは
リラックスしていて道中は自信がありました。最後のコーナーで忙しくなりました。エンジンがかかるのに時間が掛かります。まだ4歳で身体が柔らかい中で、この距離のレコード決着ですからね。この距離は長いと思います。2400mまでが良いのかもしれません」
5着
ウインマリリン(
横山武史騎手)
「適距離ではなかったですから。仕方ありません」
7着
ユーキャンスマイル(
藤岡佑介騎手)
「道中いい感じで運べました。勝った時のイメージで乗れましたが、前が止まらず、最後は前と同じ脚色になってしまいました」
8着
マカヒキ(藤岡康太騎手)
「道中は内々でロスなく運んで少し早めに促して行きました。レコード決着の中でよく頑張っています」
10着
オーソリティ(
川田将雅騎手)
「前半から穏やかで道中はよく我慢していました。勝ち馬を見ながらレースができたのですが、これが現状の精一杯だと思います」
11着
メロディーレーン(
池添謙一騎手)
「まだ条件馬ですからね。良いペースで流れていた中、更にペースが上がり、ついて行くのに精一杯でしたがジリジリ最後まで頑張ってくれました。また条件戦から頑張ってくれればと思います」
13着
オセアグレイト(
横山典弘騎手)
「よく頑張っていますが、ここでは荷が重かったです。去年
有馬記念を使ったことが馬には相当こたえていて、状態が戻ってきません。また充電して秋から頑張ってもらえればと思います」
14着
メイショウテンゲン(
酒井学騎手)
「ゲートを出てから気合いをつけていきました。理想は
ディープボンドを見ながらでしたが、行き脚がつかず、途中から
ワールドプレミアを見ながら行きました。勝ち馬の内から行きたかったのですが、ここも行き脚がつかず、でもその割に直線は気持ちをもって走ってくれました」
15着
ディバインフォース(
武豊騎手)
「途中からついて行けませんでした」
16着
シロニイ(
松若風馬騎手)
「操縦性はありますが、3コーナーあたりから手応えがありませんでした」
ラジオNIKKEI