船橋競馬場(晴・重馬場)で行われた南関東3歳馬による短距離重賞、ラジオNIKKEI盃第1回
若潮スプリント(SIII ダート1200m)は、1番人気の
ファイナルキング(
左海誠二騎手)が1分13秒3で逃げ切り、2連勝で重賞初制覇、そしてこのレース初代チャンピオンの座を掴んだ。3/4馬身差の2着に9番人気の
チュラウェーブ、さらに1/2馬身遅れた3着が3番人気の
チャンプタイガー、2番人気の
エンテレケイアは5着に終わった。
勝った
ファイナルキングは
父サウスヴィグラス母ゴールドキャヴィア(
その父ゴールドアリュール)の牡3歳栗毛馬、船橋・
林正人厩舎の管理馬。通算成績8戦4勝、2連勝で重賞初制覇を飾った。
なお勝った
ファイナルキングと2着の
チュラウェーブには、6月29日(火)
大井競馬場で行われる
優駿スプリント(SII ダート1200m)への優先出走権が与えられ、また
ファイナルキングには、7月21日(水)
船橋競馬場で行われる
習志野きらっとスプリント(SI ダート1000m)への優先出走権が与えられる。
●レース後のコメント
1着
ファイナルキング(
左海誠二騎手)
「嬉しいです。内から行く馬がいれば、それらを見ながら行こうと思っていましたが、外から他の馬に行かれるのは困るので先手を主張しました。いつもと変わらなかったのですが、最後の100m近くで脚が上がったので、何とかもってほしいと思っていました。頑張ってくれました。力の要る馬場だったので、次につながってくれればいいかなと思います。とりあえず第1回の
若潮スプリントを勝ったことでさらに飛躍できれば良いですね。
競馬場にお客さんがいないと寂しいですが、今は入ることができないので、(コ
ロナが)収まってもらって、また足を運んでもらえたら嬉しいです。応援ありがとうございました」
1着
ファイナルキング(
林正人調教師)
「第1回ですし、素直に特別な思いがあったので、本当に喜んでおります。ある程度先行争いが厳しくなるのではないかとレース前に考えていましたが、そういう感じになりました。最後まで頑張ってほしいとしか思っていませんでした。ホッとしました。これが良い経験になって、またその次へと良い勉強になっていると思います。この後は、無事に行けば
優駿スプリントを目標にしたいと思います」
2着
チュラウェーブ(
川島正太郎騎手)
「悔しいです。能力の高い馬ですが、気性面との戦い、今日はよく頑張ってくれました。1200mは忙しかったので、1400mくらいあってもいいと思います」
3着
チャンプタイガー(
御神本訓史騎手)
「前回が強かったのでもっと伸びると思いましたが、今日は伸びていません。時計ももう少し詰めて欲しかった思いもあります」
4着
ハートプレイス(
今野忠成騎手)
「久々の1200mでしたが、いい走りをしました。距離に慣れれば対応してくれると思います」
5着
エンテレケイア(
森泰斗騎手)
「砂を嫌がっていました。揉まれるのが良くないのだと思います。スムーズな競馬なら、いい勝負になると思いますが、今日は枠順が良くなかったです」
(取材:大関隼、中野雷太)
ラジオNIKKEI